Booz & Company


 

ブーズ・アンド・カンパニー株式会社
2010年5月19日


CEOの在任期間は世界的に短縮化、就任時の年齢は高くなる傾向
日本のCEO就任時平均年齢は59.8歳、世界平均に比べ6.4歳高い
-ブーズ・アンド・カンパニー 第10回CEO交代調査を実施-
 
   経営コンサルティング会社ブーズ・アンド・カンパニーは、世界の大手上場企業2,500社を対象にCEOの交代についての第10回となる年次調査をまとめた。
 調査した企業のうち2009年にCEOが交代したのは全体の14.3%にあたる357社で、高水準で横ばいの推移となっている。そのうち通常交代(引退、病気、以前から予想されていた交代)が9.1%、228件、解任(業績不振、倫理上の問題、取締役会がCEOを解任)が3.3%、83件、合併に伴うものが1.8%、46件だった。日本企業は299社が対象となり、交代は16.4%と地域別では最も高い水準となった。(北米12.4%、欧州15.2%、その他アジア15.3%)。
 業界別では金融業界が最も高く、世界の平均を上回る17.2%で、特に解任の割合が5.3%と高い。最も安定していたのはヘルスケア業界で、交代率は10.3%、解任はわずか0.6%であった。
過去10年間の調査から次のような傾向が明らかとなった。
 
  • 地域や業界を問わず、CEOの交代率は平均して12~14%の範囲に収斂している。
  • 80%のCEOが内部から指名される傾向がある。過去7年間の株主リターンも平均2.5%と、外部から就任したCEOの1.8%に比べ高くなっている。
  • 欧米で過去半数程度あったCEOと会長の兼任は減少傾向にあり、今回は北米で16.5%、欧州で7.1%となった。また、前CEOや会長が会長として留まるもとで就任したCEOは特に日本で高い割合となっており、欧米でも増加の傾向にある。しかし、単独で就任するCEOに比べ、パフォーマンスは年間1.3ポイント低い1.8%にとどまる。
  • CEOの平均在任期間は過去10年間で8.1年から6.3年と2年近く短縮された。退任するCEOの就任時平均年齢は、2000年調査で50.2歳、09年で53.2歳と高くなる傾向にある。日本では、09年に退任するCEOの就任時の年齢は世界平均に比べ6.4歳高い59.8歳である一方で、在任年数は世界平均に比べ8ヶ月半ほど短い5.6年となっている。
  • 解任されたCEOは任期を満了したCEOに比べ、パフォーマンスが著しく劣る。09年調査では、辞任したCEOの株主リターンが6.0%だったのに対し、解任されたCEOはマイナス3.5%だった。
■ブーズ・アンド・カンパニー 「2009年 世界の上場企業上位2,500社に対するCEO交代調査結果概要」(PDF98KB)

《本件に関するお問い合わせ先》
ブーズ・アンド・カンパニー株式会社
マーケティングコーディネーター 須田
TEL.03-6757-8683  FAX.03-6757-8667
Email : info.japan@booz.com